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清水建設は汎用版全面床吹出し空調システム「フロアフローⅡ」を開発・実用化

清水建設株式会社は、94年の開発以来、128棟ものビルで採用されてきた全面床吹出し空調システム「フロアフロー」の汎用化を図り、施工性、コスト、意匠性が一層優れた「フロアフローⅡ」を開発・実用化したと、1月19日発表した。

フロアフローの一層の普及を目的に汎用化に取り組む

フロアフローは、通気性を備えたタイルカーペットおよび、通気孔を設けた床パネルとその支持脚から構成されている。非常にシンプルな構成だが、いずれも特殊加工した製品であること、カーペットについては湿度伸縮を見越した特殊な施工法を用いる必要があり、かつ標準色が2色しかなく、構成部材の汎用化が課題になっていた。
そこで清水建設は(株)テクネットと共同で、フロアフローの一層の普及を目的に、汎用化、つまり“特殊性の排除”に取り組んだ。タイルカーペットについては、下地材を繊維と樹脂の複合製品からフェルト製品に改めることで湿度伸縮を防止し、施工の特殊性を排除。標準色については、色柄32種を用意した。また、床パネルについては、汎用製品と同じ固定方法を採用することで、パネルと支持脚からも特殊性を排除した。
この結果、フロアフローⅡの施工性については通常の二重床と同等、コストは従来のフロアフローの2割減を実現し、天井内にダクトを配置する従来の空調システムと同等以下となった。意匠性については、通常のタイルカーペットと同等の標準色を揃えた。

関連リンク

清水建設株式会社
http://www.shimz.co.jp/index.html

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