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清水建設は放射線遮蔽性能を備えたコンクリートを開発

 

清水建設株式会社は、国内で大量発生が予想される廃ブラウン管のリサイクルを目的に、鉛が含有される廃ブラウン管ガラスを骨材とする放射線遮蔽コンクリートを開発したと、3月13日発表した。

貯蔵容器や貯蔵施設の放射線遮蔽壁などには特に有効

放射線の遮蔽性能は、厚さ50cmの場合、同厚の普通コンクリートの2倍となり、放射線の透過率は1%以下になる。この開発は、(独)物質・材料研究機構と(財)原子力研究バックエンド推進センターから得たアイデアがベースとなっている。
放射線遮蔽コンクリートは、様々な用途での活用が想定される。例えば、セシウム汚染土壌の貯蔵容器や貯蔵施設の放射線遮蔽壁などには特に有効と考えられる。なお、現時点では、建築基準法の制約があることから建築構造物への展開は想定していない。
清水建設は今後、震災復興ならびに廃ブラウン管ガラスのリサイクルに寄与すべく、放射線遮蔽コンクリートの採用を関係各方面に提案していく考えだ。

関連リンク

清水建設株式会社
http://www.shimz.co.jp/index.html

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