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東亜建設工業は法面を高い精度で浚渫する『法面浚渫ワイドグラブバケット』を開発

 

東亜建設工業株式会社は、法面形状に合わせた浚渫を可能とする「法面浚渫ワイドグラブバケット」を開発したと、2月7日発表した。

仕上げ面の安定性が向上

今回開発した「法面浚渫ワイドグラブバケット」は、階段状に浚渫していた従来工法よりも、法面の勾配に合わせてバケットを傾斜させることで、法面との接地面が大きくなり、浚渫時の余掘量の低減や含泥率の向上を図ることができ、仕上げ面の安定性の向上が期待できる。このバケットは傾斜機能に加え、従来バケットが持つ密閉機構も採用していて、浚渫面の高い精度による仕上げと汚濁防止による環境負荷の低減を両立する。

本工法の特長

①面角度に応じてバケットを傾斜させることにより、法面掘削時の余掘り量を低減する。
②面部の土砂を効率的にバケット内に取り込むことで、含泥率が向上する。
③ラブバケット自体を傾斜させるため、装着にあたってグラブ船の改造が不要。
④斜角度は、水平、1:6、1:5、1:4、1:3の5パターンに対応できる。
⑤「薄層浚渫支援システム」と組み合わせることにより、さらに精度の高い浚渫が可能。
⑥濁りの発生を低減することができる密閉型グラブ。
⑦一般的な大型グラブ船(23m3級)に装着可能。
⑧従来のワイドグラブバケット同等の最大開口面積(31.2m2)を有しているため、浚渫地盤の面積を広く切り取ることができる。

関連リンク

東亜建設工業株式会社
http://www.toa-const.co.jp/

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