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戸田建設は設計基準強度(Fc)200N/mm2の現場打込み超高強度コンクリートの大臣認定を取得

戸田建設株式会社は、晴海小野田レミコン株式会社と共同で、設計基準強度(Fc)200N/mm2の現場打込み超高強度コンクリートについて、建築基準法第37条に基づく国土交通大臣の材料認定を取得した(認定番号:MCON-2585)。

今回大臣認定を受けた超高強度コンクリートの概要

1.Fc200N/mm2およびFc180N/mm2の2種類について認定を取得した。
2.Fc200N/mm2の安定した性能を確保するために、各種試験により評価し、厳選した材料(結合材、細骨材、粗骨材および化学混和剤)を使用。とくにシリカフュームは2種類をブレンドし、セメント量の20%まで増量して使用。
3.水結合材比が12.5%と極めて小さく粘性が大きくなるので、施工性を確保しつつ材料分離を防止する技術を開発し、コンクリート流動性の上限に近いスランプフロー75cmという高い流動性を実現。
4.レディーミクストコンクリート工場で製造し、アジテータ車で工事現場に搬入。バケットを用いて型枠に打込む通常の方法で施工が可能であり、柱ごとに養生を行うことで、コンクリートの高い品質を確保できることを確認している。
5.安定した強度を確保するため、高温養生の方法を確立。鋼製型枠に取り付けたパネルヒーターや断熱材・保温材等によりコンクリート温度80℃以上・72時間以上の保温・加熱養生を行うことで強度を確保する。
6.超高強度コンクリート特有の自己収縮について、制御技術を確立し、自己収縮によるひび割れを防止する技術を採用。
7.コンクリート製造者として、通常の荷卸時の品質に加え、養生・構造体強度管理(コア強度管理)を含めて品質管理を行うことも認定に含めていて、日本最初の認定形態。

関連リンク

戸田建設株式会社
http://www.toda.co.jp/news/2012/20120620.html

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