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三井住友建設は“気泡ソイルセメント柱列壁工法”を都市部開削工事にはじめて適用

 三井住友建設株式会社は、環境負荷低減効果の高い土留め壁工法である“気泡ソイルセメント柱列壁工法”を、都市部の開削工事にはじめて適用し、その効果を確認したと、8月2日発表した。

強度および遮水性能も要求を大きく超えた

 本工法を適用した工事は、鉄道建設・運輸施設整備支援機構発注のつくばエクスプレス線秋葉原駅出入口等増設他工事である。従来工法に対して泥土発生量が44%低減でき、高い環境負荷低減効果が確認できたことに加えて、品質確認試験および床付け後の検査により、ソイルセメント壁の強度および遮水性能が要求性能を大きく超えるものであることも確認できた。

 今後は、道路・地下鉄・処理場や建築構造物などの構築に伴う柱列式地中連続壁工事のほか、高い遮水性能を活かして遮水壁工事などへも積極的に営業展開を行い、建設工事の環境負荷低減に貢献していく方針だ。

“気泡ソイルセメント柱列壁工法”の特徴

(1)環境負荷の低減
 従来の柱列式地中連続壁工法と比較して、建設汚泥発生量を大幅に削減できる。
 セメントミルクに使用する材料(セメント・水)を50%程度削減できる。
(2)施工性の向上
 気泡のベアリング効果により流動性が高まるため、掘削機械に作用するトルクが減少し、施工性が向上する。
(3)品質の向上
 セメントミルクと地盤との混合撹拌性が向上するため、従来工法と比較して、均質で遮水性の高いソイルセメント壁が造成できる。

関連リンク

三井住友建設株式会社
http://www.smcon.co.jp/index.html

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