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五洋建設は「水中ポジショニングシステム」を開発~潜水士と吊荷の測位・監視で潜水作業での安全性向上~

 

五洋建設株式会社は、海上工事における潜水作業の安全性を向上する目的から、潜水士による作業や吊荷位置をより高度に測位・監視する「水中ポジショニングシステム」を開発し、財団法人沿岸技術研究センター港湾関連民間技術の確認審査評価証を取得したと発表した。

水中での作業の安全性・効率性を向上

この度同社が開発した「水中ポジショニングシステム」は、潜水士や吊荷などの測位対象物にトランスポンダを設置して、潜水士船や作業台船の船上装置で対象物の位置特定・監視を行うもので、従来の水中測位方法に比べ、水中での作業の安全性・効率性を向上させることができる。

本システムの特徴は以下の4点。

1.同時に6つの対象物を作業半径150m×水深30mの範囲で測位可能。
2.対象物の水中位置を作業船上のモニタで監視することにより潜水士を誘導することや、ブロック据付時の起重機船オペレータが潜水士や吊荷の位置を確認しながら作業を行うことが可能。
3.管理範囲内に対象物が入るとモニタに警告を表示し注意喚起をすることが可能。
4.対象物に取り付けるトランスポンダはワイヤレスのため作業性がよい。

今後は実現場での運用データの蓄積を行い、より水深が大きく狭隘な施工場所への導入など適用範囲の拡大やシステムの信頼性を高め、より一層安全な施工に努めていく。

関連リンク

五洋建設株式会社
http://www.penta-ocean.co.jp/index.html

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