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戸田建設はバリウム含有遮蔽板を着脱可能にした放射性廃棄物用保管容器を開発

戸田建設株式会社は、移動可能でバリウム含有遮蔽板(BSB板)を着脱可能にした放射性廃棄物の保管容器を開発した。高濃度焼却灰や汚染レベルの高い土、汚染水処理残渣など、特に高い遮蔽性能を必要とする廃棄物や土壌の保管に適している。福島県双葉郡内にて遮蔽性能実験を行い、効果を検証、確認した。

バリウム含有遮蔽板を併用することで遮蔽が可能に

除染の着実な実施のためには仮置き場所の確保、さらには長期間にわたる廃棄物の貯蔵が課題となっている。同社開発の保管容器は多段の積み重ねが可能なように配慮し、容器の蓋の上部凸部と容器の下部の凹部がかみ合うことで積み重ねたときに安定するようにしている。用地が限られた場所での保管と長期保管後の移動方法まで考慮した保管容器となっている。
放射性廃棄物を収納した状態で移動させる際などは作業員の被ばくを避けるため、必要に応じてバリウム含有遮蔽板を併用することで遮蔽が可能。バリウム含有遮蔽板を併用することにより、容器の側で負担する遮蔽厚さを低減できるため、低コストの鉄筋コンクリート製保管容器を実現した。(内寸111cm×111cm×110cm、平均コンクリー厚12cm、容積1.32m3)。

関連リンク

戸田建設株式会社
http://www.toda.co.jp/index.html

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