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日立建機の油圧ショベル第1号であるUH03が「機械遺産」に認定

 日立建機株式会社は、土浦工場に現存する、純国産技術による油圧ショベル第1号のUH03が、このたび社団法人日本機械学会が認定する「機械遺産第48号」として選定されたと7月26日発表した。
 日立建機グループでは、昨年、TCM株式会社の国産第1号フォークリフトが「機械遺産第41号」に認定されており、2年続けての認定となった。

純国産技術による油圧ショベルUH03の概要

 建設機械の代表ともいえる油圧ショベルは欧州にて誕生し、日本でも欧州との技術提携で導入された。その中で、1965(昭和40)年、株式会社日立製作所の建設機械製造部門(現日立建機)が、純国産技術によるわが国最初の油圧ショベルであるUH03(バケット容量0.3m3, 、総重量8.7t)を開発した。現在では日本が油圧ショベル開発の中心となっており、本機はその出発点となったものだ。
 また、技術的にも、それまでの油圧ショベルが1ポンプ1バルブ方式であったのに対して、2ポンプ2バルブ方式を採用したことで、複合動作の操作性が改善し動作速度がアップするなど、作業能力が飛躍的に向上した。ブームを2本のシリンダで駆動させるなど、意匠的にも現在の油圧ショベルの原型を成している。

関連リンク

日立建機株式会社 http://www.hitachi-kenki.co.jp/index.html

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