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西松建設は液状化対策排水工法のドレーン材同時埋設工法「NSDD工法」を開発

西松建設株式会社は、液状化対策地盤において掘削した土砂を地表に排出することなく、地盤の削孔と同時にドレーン材を所定深度に埋設できる新しい「ドレーン材同時埋設工法(NSDD工法)」を株式会社データ・トゥ、三和機材株式会社と共同開発した。

掘削排土がなく、工期・コストを縮減

従来の排水工法の施工では、所定深度までケーシングにより土砂の崩壊を防止しながら削孔し、その後、地上からドレーン材を挿入した後、ケーシングを引抜くことでドレーン材を所定の位置に設置する。ケーシング削孔とドレーン材の建込みの2段階施工となるため施工時間の短縮及びコスト縮減が課題だった。また、泥水削孔を基本とするため、泥水設備用地の確保、排泥の処理等の課題があった。そこで、本共同開発では、更なる施工の効率化とコストダウンを目指し、掘削排土がなく、工期・コストを縮減したドレーン材同時埋設工法を開発した。
新しく開発したドレーン材同時埋設機構によってドレーン材は所定深度に埋設されるとともに、特殊先端ビッドによって良好に打ち留めがなされ、効率的な施工ができることを試験施工により確認した。この結果より、従来の排水工法と比較して、工期を50%削減、コストを20%ダウンできることを検証した。

関連リンク

西松建設株式会社
http://www.nishimatsu.co.jp/news/2012/prel0718.html

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